佐藤由美子の音楽療法日記

Journey Into Wholeness

私が知りたいこと

woman-570883_640こんにちは。いつもブログやFacebookページを見てくださっている皆さん、ありがとうございます。

最近多くの方から、「名言を楽しみにしています」というメッセージをいただきます。「学校で習ったのですか?」とたまに聞かれるのですが、学校で習ったわけではありません…。ただ、昔から名言は好きです。真実は短いと思うからです。

詩も好きで、音楽療法のセッション中に使うこともあります。今日はオリア・マウンテンの「Invitation」という詩の一部を訳してご紹介します。

あなたが何で生計を立てているかなんてどうだっていい。

私が知りたいのは、あなたが何で心を痛めているか、求めている出会いを夢見る勇気があるか。

あなたの年齢なんてどうだっていい。

私が知りたいのは、愛や夢や人生の冒険のために、思い切って行動する勇気があるか。

あなたが何座かなんてどうだっていい。

私が知りたいのは、自分の心の痛みに触れたことがあるか。

そして、人生の裏切りによって心を開いたか、それともさらに傷つくのを恐れて心を閉ざしてしまったか。

苦しみを隠したり、取り除こうとせずに、私やあなた自身の苦しみと一緒にいることができるか。

あなたがどこで誰と何を勉強したかなんてどうだっていい。

私が知りたいのは、全てが壊れたとき、あなたを支えるのは何か。

あなたが一人でいることができるか、孤独なときの自分を本当に好きか。

この詩はセラピストとして、自分に問いかける詩でもあります。

特に「苦しみを隠したり取り除こうとせずに、苦しみと寄り添う」ということは、ホスピスの仕事でもっとも難しいことであり、大切なことでもあります。

末期の患者さんの病気を治すことはできませんし、彼らが抱えている問題を解決する時間はないことが多いからです。

そんな時、Can you sit with someone’s pain?

あなたは誰かの苦しみと、心から寄り添うことができますか?

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私が知りたいこと」への3件のコメント

  1. 匿名
    06/17/2015

    由美子さんの詩の翻訳は見事です。実態を知り内容がよく分かっているからこそ
    できることです。あと、言葉に対する美的センスもあります。由美子さんの訳が 日本の医療や福祉現場で行動指針となることも多いと思います。ぜひ、これからも海外の優れた著作物の翻訳も続けてください。

    水谷昇一

  2. 星      博
    05/11/2015

    最近購入した本で新潮社の中村元博士訳のブッダの言葉および講談社の池田晶子の言葉幸福にしぬための哲学がおすすめです。※池田晶子さんは47歳でがんで死去された
    哲学者です。
    ただあくまでも名言・生き方なるものは自分の経験・学習・親から・友人知人恩師から自然に本人が体得するもので、誰かから教えてもらうものではないと思います。
    それに年齢・経験を経て身につくことが多いのでは。挫折が契機になることが多いですね。
    ただ漫然と日々を過ごすだけでは、ブッダの言葉でいえば中身の空っぽな老人になるだけでしょう。やはり日々考えること、孤独を怖れずむしろそれを愛おしむくらいに。
    私の好きな米国の19世紀の作家シャーウッド・アンダーソンの代表作ワインズバーグオハイオには主人公の青年の母親が息子にさとす言葉として、世間に出ても決して抜け目ない
    人間だけにはなるなという言葉があります。名言ではないけれど私の好きな言葉です。
    オハイオ州の小さな町デイトンが舞台の小説です。一度ぜひ行ってみたい街です。
    それにしても最近は中学生くらいかお金のことを教えるとか。信じられません。
    この国はやがて功利的・打算的・即物的な大人ばかりになってしまうのでは

    • Yumi
      05/11/2015

      デイトンは私の住んでいたシンシナティから1時間くらい北にある町です。ライト兄弟で有名ですね。Yellow Springsというとても綺麗な公園があり、よく行きました。その小説は初めて聞きましたが、ぜひ一度行ってみてください。シンシナティにもぜひ。

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投稿日: 05/11/2015 投稿者: カテゴリー: 音楽療法(ミュージックセラピー), 心のケア・メンタルヘルス タグ:

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